「見えない」空気を「見える化」。お客さまに安心いただける環境マネジメント 株式会社プライムプレイス　モレラ岐阜様

岐阜県本巣市の大型ショッピングモール、「モレラ岐阜」さま。
この「モレラ」という名前は、「モール」と「時代」を意味する英単語「era」を掛け合わせ、「日本最大級のショッピングモールから、最先端の情報を発信したい」という願いで命名された。
そんな「最先端」の名前を冠するモレラさまは、コロナ禍という未曾有の危機においても、まさしく「最先端」のコロナ対策を行ってきた。そして徹底的に安心・安全な環境づくりを行うなかで、「見えない空気の状態を見える化し、お客さまに安心感をお届けしたい」という思いで我々のエアロコを導入いただいた。
本稿では、モレラ岐阜の運営管理会社である、「株式会社プライムプレイス」のオペレーションセンター施設管理担当の方の生の声をお届けする。

モレラ岐阜さまでは、館内の各所やフードコート、従業員休憩室など全１０箇所にCO2センサーを設置いただいている

「一歩踏み込んだ安心感」を訴求するために

本日はよろしくお願いいたします。モレラさまとはコロナ対策強化の一貫として、2021年の秋口からエアロコの導入についてご相談をさせていただきましたが、当時はどのような課題をお持ちだったのでしょうか。

施設管理
担当者

当時、コロナ禍にあっても不特定多数のお客さまにお越しをいただく中で、「施設内の空気の状態は本当に大丈夫なのか？」という不安があったことが大きな課題でした。

そして何より、こうした非常事態の中にあっても、「今まで通りお客さまに来館し続けていただく」ということは極めて重要です。そういった意味では、どれだけお客さまに対して、一歩踏み込んだ安心感を訴求できるかという点を考える必要がありました。

そうした中で、検温や消毒だけでなく、「換気状態の見える化」のような一歩踏み込んだ施策が必要だったと。

施設管理
担当者

そうですね。とくに換気状態を測るのに有効なCO２センサーは、他施設での導入事例も聞いていましたので、これはキャッチアップしなければと。

館内には、インフォメーションセンター横とフードコートの２箇所にサイネージを設置し、エアロコの画面を投影
（写真：インフォメーションセンター横）

エアロコ導入の決め手は、「機能」「お客さま目線での分かりやすさ」

数あるCＯ２センサーを使った換気状態の見える化サービスの中で、モレラさまがエアロコを導入いただく決め手となったものは何だったでしょうか。

施設管理
担当者

「機能」・「お客さま目線での分かりやすさ」という2つの要素を総合的に勘案して、中部電力のエアロコを選定させていただきました。

それぞれの要素について、もう少し具体的に聞かせていただけますでしょうか。

施設管理
担当者

機能面については、「単なる計測や見える化」にとどまらず、館内のサイネージのコンテンツの一つとしてエアロコの見える化画面を投影できたり、当館の公式ＨＰとリアルタイムに連動して表示できるという点も大きな魅力でしたね。お客様目線での分かりやすさでは、「見えない空気の状態」が色や数字や表情で分かりやすく見られる点が良かったですね。

モレラ岐阜さまの公式HP。エアロコで取得した換気状態のデータをリアルタイムで公開しており、安心感の訴求に繋げている

施設管理
担当者

これはエアロコの導入の話のみに留まりませんが、当時の我々は「とにかく安心・安全な店内環境をつくらなくては」という危機感でいっぱいでした。
ですので、検温や消毒、マスクの着用など一般的なコロナ対策にとどまらず、混雑状況の把握やエスカレーターのレール（持ち手）部分への紫外線殺菌装置の導入、大型ファンによる換気の促進など、お客様目線での対策をより重点的に講じてきました。

非常事態のさなかにあって、とにかく安心・安全な環境づくりを目指したと。

施設管理
担当者

はい、その通りです。その甲斐もあってか、コロナ禍で来館客数は一時的に落ち込んだものの、大変ありがたいことに、「コロナ禍を経ても当館に通い続けて下さるお客さまが本当にたくさんいらっしゃる」という実感を強く持てております。
我々もこうして来館し続けてくださるお客さまにお応えしなければという思いでいっぱいです。

エアロコがつなげる、感染症対策の輪

モレラさま２Fフードコートにも、エアロコの見える化画面を投影するデジタルサイネージを設置

モレラさまの安心・安全な環境づくりにかける熱い想いが、きっと来店されるお客さまにもしっかり伝わったのでしょうね。エアロコの導入にあたって、お客さまや従業員など、社内外からの反響はありましたか？

施設管理
担当者

当館には「お客さまの声」という、お客さまからご意見を頂戴する仕組みがあるのですが、そちらで「エアロコのサイネージを見たが、換気状態がよくないときはどうするのか」等、エアロコに関して少なくない数のお問い合わせをいただきました。
そうしたご意見に対しては、「見える化を行いながら感染症対策に欠かせない換気を強化している」とお伝えをしております。これは少なからずお客さまとのコミュニケーション強化にもつながっていると感じています。

館内のエアロコのサイネージが、しっかりお客さまにも届いているということなのですね。

施設管理
担当者

そうですね。そしてエアロコの画面を見ているのは、お客さまだけではありません。当館ではフードコートにもサイネージを設置しているのですが、あるフードコートの従業員の女性は、フードコートのCO2濃度が上昇すると、時おり「換気をした方がいいと思います」と我々に電話で知らせてくれるのです。

画面を見ただけでスタッフの行動変容が起こるというのは意義があったと思います。
あとは、スタッフのいる事務所も出社している人数が多いとCO2濃度が上昇してきますので、そのときは定期的に私が窓を開けて換気をしていますね。いずれにしても、「見えない」空気の様子が、「見える」ようになった効果と安心感は大きいです。

なるほど！　我々も、「一目見ただけで行動変容につながる見える化画面」を目指して開発を進めて参りましたので、そうした現場の生の声は大変嬉しい限りでございます。
ちなみに、今後検討されているエアロコの活用方法などはございますか？

施設管理
担当者

「換気」が館内の環境や空調に与える影響は大きいので、エアロコをうまく省エネのツールとしても活用できればと思っています。エアロコのデータを館内の空調システムに連携させるなど、今後いろいろ検討を進めていきたいですね。

ありがとうございました。モレラ岐阜さまの徹底した感染症対策とお客さまへの想い、皆さまにも伝わったかと思います。
ぜひ今度の週末は、新しいスーパーもオープンして話題性抜群の、モレラ岐阜へお出かけをしてみてはいかがでしょうか？

＜モレラ岐阜さまのHPはこちら＞